DRY STONE WALLING

DRY STONE WALLING

ドライストーンウォーリングとは

 

ドライストーンウォーリングとは《イギリス式の石積》施法のことを言います。

日本では《空積》(からづみ)と呼ばれ、コンクリートが流通するまでは様々な場所で活用され、

お城や神社仏閣の石積は勿論、棚田や土留など、人々の生活に自然に取り入れられていました。

 

空積はセメントなどを使用せずとも崩れにくい高度な技術を必要とするため、

近年ではセメントなどを使った《練積》(ねりづみ)が主流となり、日本では空積の技術者は急激に減少しています。

 

イギリスでは伝統的な石積文化の保全のために国家認定職能資格を設け、これに合格した者だけがプロの施工者、

Dry Stone Waller(ドライストーンウォーラー)として認定を受けられます。

 

 

 

 

イギリスでは地方へ行くと、羊などが他へ行ってしまわないように

なん十キロなん百キロと石塀が積まれ、囲われてているのが自然の風景です。

現在英国では193,000kmを超えるドライストーンウォールがあると推定されています。

また、家の塀は勿論、レイズドベッド(花壇)などほとんど全てにおいてドライストーンウォーリングの

技術で施工されており、美しい街や村の風景が何百年と壊れることなく、

今でもその技術は伝承され使われています。

 

弊社ではその美しい風景を日本でも再現すべく、2019年に日本の石の街、愛知県は岡崎市にある

ドライストーンウォーリング日本支部にてトレーニングを受け、その後資格習得を希望する者たちは

日本支部引率のもと本場イギリスへ渡英し、

Dry Stone Walling(英国式石積)

Craftsman certification scheme の資格を習得して参りました。

日本人女性では3人目の合格者となります。

この資格を取得している職人はモルタルがなくとも確かな技術で地震にも強い施工をすることができます。

(大震災等の倒壊を保証するものではありません)

 

またレンガやブロックは壊すと産業廃棄物として処分をしなくてはなりませんが、

ドライストーンウォーリングはモルタルを使っていませんので、その石を使って再施工が可能で、

限りある資源を大切にできる、今まさにSDGsが唱えられている現代にもっとも適した

地球にやさしい施工方法になります。

 

また、自然素材の持つ表情と、手仕事で一つ一つ丁寧に積まれた石積は

言葉には表せない美しい空間を作り出します。

 

弊社ではお施主様の感動と癒しのために精一杯造らせていただいています🔨

 

石の国 イギリスの風景

施工例

O様邸 Dry Stone Walling

施工内容

門柱、レイズドベッド、キャンドルピットの石積

付属品

ポスト、ネームプレート、フラワーフック、インターフォン(配管、設置)、アップライト、バラ苗植付け

DRY STONE WALLING

Y邸 庭園石積(追加注文) 施工完了致しました

 

外周花壇を気に入って戴き、お庭にも施工させていただきました!

植えるものは勿論!【薔薇】です🌹

植える薔薇は〘ローズ ドゥ グランヴィル〙

グランヴィルのバラという和訳になります。

作出国のフランスではJardin de Granville

グランヴィルの庭という名前になっています。

クリスチャンディオールの生家にあったとされる薔薇で

ANDRE EVE社のジェローム・ラトゥ氏が再現

こちら、日本で育てると大きなシュラブに成長します。

香りはダマスクとスパイスで、甘い香りの中にも清楚さを感じます。

薔薇空間の所有するMonster's Gardenにも大きなテーブル仕立てにして植えてありますよ🌹

地植えにされている為、植え替えはバラが休眠してからとなります。

来春が楽しみです♬

 

Y邸のお庭には人工芝が張られていましたが、薔薇空間は人工芝も施工できますので

安心してお任せください。

 

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